「table、tr、tdタグってどうやって使うの」や「テーブルタグで表を自由にカスタマイズしたい」と悩んでいませんか?
ここでは、table、tr、tdタグの基本的な使い方を、初心者向けに分かりやすく解説します。
table、tr、tdタグは、表を作るためのタグで、知っておくととても便利なタグです。
ここでは、テーブルタグのカスタマイズ方法などをお伝えするので、ぜひ最後までご覧ください。
■ 【目次】このページを読んで分かること
- table、tr、tdタグの基礎知識
- table、tr、tdタグの基本的な書き方
- テーブルの枠を連結する方法
- CSSを使ったテーブルデザインの変更方法
- テーブルをレスポンシブデザインにする方法
- 【まとめ】table、tr、tdタグとは
|
table、tr、tdタグの基礎知識
まずは、table、tr、tdタグの基礎知識からお伝えします。
tableタグとは
tableタグは、表を作るためのタグです。
まず、tableタグを使って、テーブル全体を作ります。
その中に、枠を縦に並べる trタグや、枠を横に並べる tdタグを入れます。
tableタグと trタグ、そして td タグを一緒に使うことで、表を作ることができます。
trタグとは
trタグは、テーブルの中で「行」を作るためのタグです。
trタグは、tableタグの中に入れて使います。
trタグを使うと、テーブルの中で、データを縦に並べることができます。
tdタグとは
tdタグは、テーブルの中で「セル」を作るためのタグです。
tdタグは、trタグの中に入れて使います。
tdタグを使うと、テーブルの中で、データを横に並べることができます。
table、tr、tdタグの基本的な書き方
ここでは、table、tr、tdタグの基本的な書き方について、お伝えします。
tableタグの書き方
tableタグは、下記のように書きます。
■ <table>タグの書き方
<table border="1">
<tr>
<td>
ホームページに掲載する文章
</td>
</tr>
</table>
|
■ ホームページ上の表示
tableタグと trタグ、tdタグを一緒に使うことで、表を作ることができます。
なお、border="1" という記述は、枠の線を表示するために入れました。
ここでは、枠が分かりやすいように、このような記述を入れています。
trタグの書き方
trタグは、下記のように使います。
■ <tr> タグを使って、枠を縦に並べる
<table border="1">
<tr>
<td>
ホームページに掲載する文章
</td>
</tr>
<tr>
<td>
ホームページに掲載する文章
</td>
</tr>
</table>
|
■ ホームページ上の表示
ホームページに掲載する文章
|
ホームページに掲載する文章
|
|
trタグを使うことで、上記のように、枠を縦に並べることができます。
tdタグの書き方
tdタグは、下記のように使います。
■ <td> タグを使って、枠を横に並べる記述例
<table border="1">
<tr>
<td>
ホームページに掲載する文章
</td>
<td>
ホームページに掲載する文章
</td>
</tr>
</table>
|
■ ホームページ上の表示
ホームページに掲載する文章
|
ホームページに掲載する文章
|
|
上記のように、tdタグを使うことで、枠を横に並べることができます。
テーブルの枠を連結する方法
ここでは、テーブルの枠を連結する方法について、お伝えします。
枠を横に連結する方法
テーブルの枠を横に連結するには、下記のように書きます。
■ 枠を横に連結する記述例
<table border="1">
<tr>
<td colspan="2">ホームページに掲載する文章</td>
</tr>
<tr>
<td>ホームページに掲載する文章</td>
<td>ホームページに掲載する文章</td>
</tr>
</table>
|
■ ホームページ上の表示
ホームページに掲載する文章 |
ホームページに掲載する文章 |
ホームページに掲載する文章 |
|
枠を横に連結するためには、上記のように、colspan="2"と記述します。
なお、"2" という数字は、「2つの枠を連結する」という意味です。
そのため、3つの枠を連結したい場合は、colspan="3" と記述します。
枠を縦に連結する方法
テーブルの枠を縦に連結するには、下記のように書きます。
■ 枠を縦に連結する記述例
<table border="1">
<tr>
<td rowspan="2">ホームページに掲載する文章</td>
<td>ホームページに掲載する文章</td>
</tr>
<tr>
<td>ホームページに掲載する文章</td>
</tr>
</table>
|
■ ホームページ上の表示
ホームページに掲載する文章 |
ホームページに掲載する文章 |
ホームページに掲載する文章 |
|
枠を縦に連結するためには、上記のように、rowspan="2" と記述します。
なお、先ほどと同じように、"2" という数字は、「2つの枠を連結する」という意味です。
そのため、3つの枠を連結したい場合は、rowspan="3" と記述します。
CSSを使ったテーブルデザインの変更方法
HTMLだけで作ったテーブルは、見た目がシンプルです。
しかし、CSSを使うと、テーブルをもっと細かくデザインできます。
ここでは、CSSを使ったテーブルデザインの変更方法について、お伝えします。
線を入れる方法
テーブルにボーダーをつけると、セルの間に線ができます。
具体的には、次のように書きます。
<style>
table, th, td {
border: 1px solid black;
}
</style>
<table>
<tr>
<td>セル1</td>
<td>セル2</td>
</tr>
<tr>
<td>セル3</td>
<td>セル4</td>
</tr>
</table>
|
背景の色を変更する方法
表の背景の色を変更するには、次のように書きます。
<style>
td {
background-color: lightblue;
}
</style>
<table>
<tr>
<td>セル1</td>
<td>セル2</td>
</tr>
<tr>
<td>セル3</td>
<td>セル4</td>
</tr>
</table>
|
このコードでは、セルの背景が水色になります。
文字のスタイルを変更する方法
文字のスタイルを変更するには、次のように書きます。
<style>
td {
font-size: 14px;
color: red;
}
</style>
<table>
<tr>
<td>セル1</td>
<td>セル2</td>
</tr>
<tr>
<td>セル3</td>
<td>セル4</td>
</tr>
</table>
|
このコードでは、セルの文字が大きくなり、文字が赤くなります。
テーブルのレイアウトを調整する方法
テーブルのレイアウトを調整するには、次のように書きます。
<style>
td {
padding: 10px;
border-spacing: 5px;
}
</style>
<table>
<tr>
<td>セル1</td>
<td>セル2</td>
</tr>
<tr>
<td>セル3</td>
<td>セル4</td>
</tr>
</table>
|
このコードでは、セルの中の文字が少し内側に寄り、セルの間に少し間隔ができます。
テーブルをレスポンシブデザインにする方法
ここでは、テーブルをレスポンシブデザインにする方法について、お伝えします。
レスポンシブデザインとは?
レスポンシブデザインとは、スマートフォンやタブレットなど、いろいろな大きさの画面で見ても、ホームページがきれいに見えるようにするデザインのことです。
テーブルも、レスポンシブデザインにすることができます。
メディアクエリを使ったテーブルのレスポンシブ化
メディアクエリを使うと、画面の大きさに合わせてテーブルのスタイルを変えることができます。
<style>
table {
width: 100%;
border-collapse: collapse;
}
td, th {
border: 1px solid black;
padding: 8px;
}
@media (max-width: 600px) {
table, tr, td {
display: block;
width: 100%;
}
tr {
margin-bottom: 10px;
}
td {
text-align: right;
padding-left: 50%;
position: relative;
}
td::before {
content: attr(data-label);
position: absolute;
left: 0;
width: 50%;
padding-left: 10px;
font-weight: bold;
}
}
</style>
<table>
<tr>
<td data-label="名前">りんご</td>
<td data-label="色">赤</td>
</tr>
<tr>
<td data-label="名前">バナナ</td>
<td data-label="色">黄</td>
</tr>
</table>
|
このコードでは、画面が小さくなると、テーブルが縦に並び、セルの内容の前にラベルが表示されます。
スクロール可能なテーブルの作成
テーブルが大きいときは、スクロールできるようにすると便利です。
<style>
.table-container {
overflow-x: auto;
}
table {
width: 100%;
border-collapse: collapse;
}
td, th {
border: 1px solid black;
padding: 8px;
}
</style>
<div class="table-container">
<table>
<tr>
<td>セル1</td>
<td>セル2</td>
<td>セル3</td>
<td>セル4</td>
</tr>
<tr>
<td>セル5</td>
<td>セル6</td>
<td>セル7</td>
<td>セル8</td>
</tr>
</table>
</div>
|
このコードでは、テーブルが大きくても、横にスクロールして全体を見ることができます。
折りたたみ式セルの実装
テーブルがもっと小さくなると、セルの内容を隠して、必要なときに表示することもできます。
<style>
table {
width: 100%;
border-collapse: collapse;
}
td, th {
border: 1px solid black;
padding: 8px;
}
@media (max-width: 600px) {
td {
display: none;
}
td.show {
display: table-cell;
}
}
</style>
<table>
<tr>
<td class="show">名前</td>
<td>りんご</td>
<td>バナナ</td>
</tr>
<tr>
<td class="show">色</td>
<td>赤</td>
<td>黄</td>
</tr>
</table>
|
このコードでは、画面が小さくなると、重要なセルだけが表示されます。
このように、レスポンシブデザインを使うと、どんな大きさの画面でもテーブルが見やすくなります。
【まとめ】table、tr、tdタグとは
table、tr、tdタグとは?基本的な使い方を徹底解説!の内容は、いかがでしたでしょうか?
tableタグは、表を作るためのタグです。
tableタグを使って、テーブル全体を作ります。
そして、tableタグの中に、枠を縦に並べる trタグや、枠を横に並べる tdタグを入れるという形ですね。
なお、tableタグの使い方は、テーブル(table)を使って枠を作る方法のページで動画付きで解説しています。
また、下記のページでも、動画付きで分かりやすく解説しています。
・ テーブル(table)を使った枠の横幅や縦幅、文字との間隔を指定する方法
・ テーブル(table)を使ったときの線の太さと色を変更する方法
・ テーブル(table)を使ったときの枠の場所を決める方法
・ 背景の色を変更する方法と背景に画像を使用する方法
・ ホームページ制作に使えるテーブル(table)の活用事例
このように、動画で分かりやすく解説しているページもあるので、ぜひ参考にしてください。