ホームページ制作でよくある失敗10選|300件以上作った経験から解説

「ホームページを作ったのに問い合わせが来ない」

「お金をかけて作ったのに、ほとんどアクセスされない」

「制作会社へ依頼したら、あとから解約できず困ってしまった」

ホームページは、 作り方や運営方法を間違えると、 お金と時間をかけたのに思ったような成果が出ないことがあります。

私はこれまで20年以上ホームページに関わり、 300件以上のホームページを制作してきました。

その中で、 自分自身もたくさん失敗しましたし、 お客様や周囲の人からさまざまな相談も受けてきました。

そこで今回は、

ホームページ制作・運営で特によくある失敗を10個

にまとめて紹介します。

デザインだけではありません。

文章、SEO、集客、契約、独自ドメイン、バックアップまで含めてお伝えします。

事前に失敗例を知っておけば、 同じ失敗をする可能性を減らせます。

このページを読んでわかること

ホームページ制作でよくある失敗10選

ホームページ制作でよくある失敗10選
デザイン・内容・集客・契約・SEOまで、ホームページ制作ではさまざまな失敗があります
今回紹介する10個の失敗
  1. 色を使いすぎる
  2. 文字が小さい・文章を詰め込みすぎる
  3. 画像の質が低い
  4. 文章・コンテンツが少なすぎる
  5. 自分が書きたいことばかり書く
  6. 検索する人のニーズを考えていない
  7. ホームページを作っただけで集客できると思う
  8. 長期契約や高額な運用費をよく確認しない
  9. 独自ドメインやデータ管理を業者任せにする
  10. 楽をしてSEO順位を上げようとする
1 色を使いすぎる

ホームページを自分で作ると、 さまざまな色を使いたくなることがあります。

赤、青、黄色、緑、紫と、 いろいろな色を使うと華やかにはなります。

しかし、 色を使いすぎると、

全体的にまとまりがなく、幼い印象になりやすい

という問題があります。

基本的には、 テーマカラーを1色決めて、その色を中心に全体をまとめる のがおすすめです。

たとえば、 ブルーをテーマカラーにするなら、

  • 濃いブルー
  • 薄いブルー
  • 白
  • グレー

などを組み合わせます。

配色に迷う場合は、 自分で一から考えるより、 見栄えの良いホームページの配色を参考にする 方が簡単です。

2 文字が小さい・文章を詰め込みすぎる

次に多いのが、 とにかく情報をたくさん詰め込んでしまうことです。

文章自体は大切ですが、

  • 文字が小さい
  • 行間が狭い
  • 余白がない
  • 長い文章が連続している

ホームページは読みづらくなります。

情報量を増やすことと、文章を詰め込むことは別です。

見出しを使う。

箇条書きを使う。

適度に余白を入れる。

スマートフォンでも読みやすい文字サイズにする。

こうした基本的なことだけでも、 ホームページはかなり見やすくなります。

3 画像の質が低い

私は、 ホームページの見栄えは 画像の品質によって大きく変わる と考えています。

同じ文章・同じレイアウトでも、

  • 暗い写真
  • 画質が粗い写真
  • サイズが合っていない画像
  • 雰囲気がバラバラな画像

を使うと、 ホームページ全体が安っぽく見えてしまいます。

逆に、 明るく高品質な画像を使うだけで、 ホームページ全体の印象はかなり良くなります。

デザインを難しく考える前に、まず画像の質を上げる ことも大切です。

良いホームページと悪いホームページの違い

良いホームページと悪いホームページのデザインの違い
色・文字・余白・画像を少し意識するだけでも、ホームページの印象は大きく変わります
4 文章・コンテンツが少なすぎる

「ホームページはシンプルな方が良い」

という考えから、 文章を極端に少なくする人もいます。

しかし、 情報が少なすぎるホームページも問題です。

お客様が知りたい、

  • どのようなサービスなのか
  • 料金はいくらなのか
  • どのような人が対応するのか
  • どのような実績があるのか
  • 申し込み後はどう進むのか

といった情報がなければ、 安心して問い合わせることができません。

「長ければ良い」わけではありませんが、「必要な情報が十分にあること」は大切です。

また、 検索からアクセスを増やしたい場合も、 ユーザーが知りたい情報に答えるコンテンツを増やしていく必要があります。

5 自分が書きたいことばかり書く

ホームページを作ると、 自分の経歴や想いを書きたくなります。

もちろん、 それ自体が悪いわけではありません。

しかし、 それだけではお客様が知りたい情報が不足します。

たとえば、 お客様が知りたいのは、

  • 何をしてくれるのか
  • 自分の悩みを解決できるのか
  • 料金はいくらなのか
  • 実績はあるのか
  • 安心して申し込めるのか

といった情報です。

ホームページは、 「自分が伝えたいこと」ではなく、「相手が知りたいこと」を中心に作る のが基本です。

6 検索する人のニーズを考えていない

私がホームページのコンテンツを作るときに大切だと思っているのが、

人が何を検索しているのか

を考えることです。

なぜなら、

人が検索する情報は、人が知りたい情報であることが多い

からです。

たとえば、 ピアノ教室を探している人なら、

  • 地域名+ピアノ教室
  • ピアノ教室+料金
  • ピアノ教室+子ども
  • ピアノ教室+大人

などを検索するかもしれません。

そのニーズに合わせてページや文章を作れば、 検索から見つけてもらえる可能性も高まります。

自分が書きたい記事だけを増やすのではなく、 検索する人の疑問や悩みを調べて、それに答える ことが大切です。

7 ホームページを作っただけで集客できると思う

ホームページは、 公開した瞬間から自動的にたくさんの人が来るものではありません。

ホームページを作ったあとに、

  • 新しいコンテンツを追加する
  • 検索される記事を作る
  • Googleビジネスプロフィールから誘導する
  • SNSから誘導する
  • 実績を追加する
  • 問い合わせ導線を改善する

といった取り組みが必要です。

ホームページは「作って完成」ではなく、「公開してから育てていくもの」 と考えましょう。

実際に運営してみると、

「ここを変えた方が分かりやすい」

「この情報を追加した方が良い」

ということが見えてきます。

8 長期契約や高額な運用費をよく確認しない

これは、 私がこれまでお客様から相談を受けてきた中でも多かった問題です。

ホームページ制作会社へ依頼したあと、

「月々の運用費が高すぎるので、別の会社へ変更したい」

という相談です。

たとえば、 月額3万円の運用費で、 5年間解約できない契約なら、

月3万円 × 12ヵ月 × 5年 = 180万円

になります。

もちろん、 その金額に見合うサポートや成果が得られるのであれば、 高い料金が必ず悪いわけではありません。

問題なのは、

  • 総額を確認していなかった
  • 途中解約できると思っていた
  • 解約金を確認していなかった
  • 毎月何をしてもらえるのか分からなかった

という状態で契約してしまうことです。

契約前に必ず確認する
  • 契約期間
  • 月額料金
  • 総支払額
  • 途中解約できるか
  • 解約金はいくらか
  • 月額料金に何が含まれるか

制作会社の選び方については、 ホームページ制作会社の選び方|失敗しないために確認したいポイント でも詳しく解説しています。

9 独自ドメインやデータ管理を業者任せにする

ホームページ制作会社へすべて任せること自体は悪くありません。

ただし、 自分のホームページがどのように管理されているのか は知っておいた方が良いです。

特に重要なのが、

  • 独自ドメイン
  • レンタルサーバ
  • ホームページのデータ
  • ログイン情報
  • バックアップ

です。

制作会社がなくなる可能性もある

会社である以上、 倒産や廃業の可能性をゼロにはできません。

実際に私は、 ホームページを管理していた会社がなくなり、

  • ホームページのデータが手に入らない
  • 独自ドメインも自由に使えない

という相談を見てきました。

特に 独自ドメインを失うことは大きな問題 です。

長く使ってきたURLが変われば、 お客様がブックマークしていたURLも変わりますし、 検索や外部リンクへの影響も考える必要があります。

サブドメインを使っていて変更が必要になった事例

以前、 無料サービス側のサブドメインで長くホームページを運営していた人がいました。

そのサービスが終了したことで、 ホームページだけでなくURLも変更する必要があり、 その後、検索順位が大きく下がったケースがあります。

こうしたリスクを考えると、 事業用のホームページでは、

長く使い続けられる独自ドメインを自分の資産として管理できる状態

にしておくことをおすすめします。

ホームページのバックアップも取っておく

ホームページのデータは、 サーバにあるから絶対に安全というわけではありません。

機械の故障や作業ミス、 不具合などによって、 データに問題が起きる可能性はあります。

そのため、

ホームページのデータは定期的にバックアップする ことが大切です。

WordPressなどを使用している場合は、 ファイルだけではなくデータベースも含めて、 復旧できる状態にしておきましょう。

レンタルサーバによっては、 自動バックアップ機能も用意されています。

自分でレンタルサーバを用意する場合は、 ロリポップ!レンタルサーバー のようなサービスを利用する方法もあります。

ホームページは公開後の管理も大切

ホームページ制作後や契約後に確認しておきたいポイント
契約・独自ドメイン・バックアップ・更新など、公開後の管理まで考えてホームページを運営しましょう
10 楽をしてSEO順位を上げようとする

最後は、 私自身が経験した大きな失敗です。

私自身のSEO失敗談

以前、 SEO会社から 「検索エンジンの上位に表示させます」 という営業を受けました。

私は、 47万円 を支払って、そのSEO対策を依頼しました。

当時行われた主な施策は、 SEO会社が管理する複数のサイトなどから、 私のサイトへ外部リンクを増やすというものでした。

私自身にも、

「楽をして簡単に検索順位を上げたい」

という気持ちがありました。

しかし、 その施策を行ったあと、 私のサイトでは検索順位が大きく下がりました。

下記が、 当時GRCで確認していた順位の記録です。

SEO対策後に検索順位が大きく下落したGRCの順位結果
SEO会社へ依頼したあと、GRCで確認していた検索順位が大きく下落したときの記録

47万円を支払ったにもかかわらず、 結果として順位が大きく下がってしまいました。

最終的には、 そのサイトでは順位を回復させることができず、 新しいドメインへ移行することになりました。

「被リンク=悪い」という意味ではありません

自然に他のホームページから紹介されてリンクされること自体は、 問題ではありません。

私が失敗したのは、 検索順位を操作することを目的として、大量の外部リンクを人工的に増やす施策に頼ったこと です。

この経験から私は、

SEOに近道や魔法の方法を求めない

ことが大切だと考えるようになりました。

人が求める情報を調べる。

役立つページを作る。

分かりやすく整理する。

少しずつ改善する。

結局は、 こうした地道な積み重ねが大切です。

10個の失敗に共通していること

ここまで10個の失敗を紹介しました。

一見すると、 それぞれ違う失敗に見えます。

しかし、 共通していることがあります。

失敗しやすい考え方
  • 自分が好きなデザインだけで作る
  • 自分が書きたいことだけを書く
  • 作ったら終わりにする
  • 契約内容を確認しない
  • 業者へすべて丸投げする
  • 簡単な裏技で成果を出そうとする
成果につながりやすい考え方
  • 見やすさを優先する
  • お客様が知りたいことを書く
  • 公開後も改善する
  • 費用と契約条件を確認する
  • ドメインやデータを把握する
  • 地道にコンテンツを増やす

一番大切なのは「ユーザーにとって役立つホームページ」を作ること

ホームページを作るとき、 どうしても制作者側の目線になりがちです。

しかし、 実際にホームページを見るのはお客様です。

だからこそ、

「自分がどうしたいか」よりも「見る人がどう感じるか」

を優先することが大切です。

デザインもそうです。

文章もそうです。

SEOも同じです。

最終的には、

  • 見やすい
  • 分かりやすい
  • 必要な情報がある
  • 安心できる
  • 問い合わせしやすい

ホームページを目指すことが大切です。

ホームページは作って終わりではない

私が20年以上ホームページを運営してきて、 特に感じることがあります。

それは、

良いホームページは、最初から完成しているのではなく、運営しながら少しずつ良くなっていく

ということです。

実際に公開すると、

  • よく見られるページ
  • 見られないページ
  • 問い合わせにつながる内容
  • あまり反応がない内容

が分かってきます。

それを見ながら改善していきます。

ホームページのリニューアルについては、 ホームページをリニューアルするタイミングは?古いサイトを使い続けるデメリット でも詳しく解説しています。

ホームページ公開前・契約前のチェックリスト

デザイン・内容
  • テーマカラーが統一されているか
  • スマホでも文字が読みやすいか
  • 画像はきれいか
  • 余白が十分にあるか
  • サービス内容が分かりやすいか
  • 料金が分かるか
  • 実績が掲載されているか
  • 問い合わせ方法が分かるか
運用・契約
  • 契約期間を確認したか
  • 途中解約できるか
  • 月額料金と総額を確認したか
  • 独自ドメインを自由に使えるか
  • ホームページのデータはどう管理されるか
  • バックアップはあるか
  • 制作会社がなくなった場合の対応を確認したか

まとめ|失敗を知って、見やすく役立つホームページを作ろう

今回は、 ホームページ制作でよくある失敗を10個紹介しました。

改めてまとめると、

  1. 色を使いすぎる
  2. 文字が小さい・文章を詰め込みすぎる
  3. 画像の質が低い
  4. 文章・コンテンツが少なすぎる
  5. 自分が書きたいことばかり書く
  6. 検索する人のニーズを考えていない
  7. ホームページを作っただけで集客できると思う
  8. 長期契約や高額な運用費をよく確認しない
  9. 独自ドメインやデータ管理を業者任せにする
  10. 楽をしてSEO順位を上げようとする

です。

私自身も、 SEO会社へ47万円を支払った結果、 検索順位が大きく下がるという失敗を経験しました。

今振り返ると、

「楽をして簡単に結果を得たい」

と考えてしまったことが一番の問題だったと思います。

ホームページに魔法の方法はありません。

見やすく作り、 お客様が求める情報を増やし、 公開後も改善を続けていくことが大切です。

ホームページは、 一度作って終わりではありません。

長く運営しながら、 少しずつ良くしていくものです。

見やすさ・内容・集客・契約・管理の5つを意識しながら、長く使えるホームページを育てていきましょう。

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このページを読んでわかること