まず、ホームページをバックアップしておくことは、本当に大切なことです。
その理由は、ホームページは資産だからです。
ホームページはインターネット上にあるお店で、24時間 休まず働いてくれますし、決済も入金も、自動で行ってくれます。
たくさんの人に情報を知ってもらえて、自動でお金を稼いでくれるホームページは、まさに「資産」と言えるものですよね!
しかし、そのホームページですが、言ってしまえば、「ただのファイルの集まり」であるため、簡単に消えてしまうことがあります。
また、ホームページのデータを管理しているのも、サーバという、ただの機械であるため、故障することもあるのですよね。
サーバが故障することもあり、簡単に消えてしまうものだからこそ、ホームページのデータを、しっかりとバックアップしておくことが大切ということです。
そこで、ここでは、ホームページをバックアップする方法をお伝えします。
ホームページのバックアップは、絶対に行ったほうが良いので、必ず実施してくださいね!
■ ホームページのデータを自分でバックアップする方法について
- バックアップ方法は、「どのような方法でホームページを作ったのか」
ということによって、方法が異なる。
- HTMLを自分で書いてホームページを作った場合は、バックアップは簡単!
- ホームページ作成ソフトを使った場合は、そのソフトの機能を使う。
- CMSを使って、ホームページを作った場合は、バックアップはほぼ不可能。
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そもそも、「ホームページをバックアップする」ってどういうこと?
そもそも、「ホームページをバックアップする」という意味は、何かのトラブルやミスによって、もしホームページのデータが消えてしまったとしても、
元の状態に戻せるように、用意をしておくこと(準備をしておくこと)を言います。
実際に、ホームページのデータというのは、ただのファイルであるため、何かの作業ミスによって、簡単に消えてしまいます。
また、そのホームページのデータを保存している機械(パソコンやサーバ)が壊れてしまったら、当然、ホームページのデータも消えてしまいます。
だから、もしこのようなトラブルが起こって、ホームページが消えて無くなったとしても、すぐに元の状態に戻せるように、インターネット上に公開している
ホームページのデータと同じものを、他の機械(パソコンや外付けハードディスクなど)に、保存しておくようにします。
これを、「ホームページをバックアップする」と言います。
では、どのようにして、ホームページのデータをバックアップすればよいのでしょうか?
それは、「どのような方法でホームページを作ったのか」ということによって異なるので、順番にお伝えしていきます!
HTMLを自分で書いて、
ホームページを作った場合のバックアップ方法
HTMLを自分で書いて、ホームページを作った場合は、自分のパソコン上で、ホームページのデータを作成しましたよね?
具体的には、HTMLファイルや画像ファイル、スタイルシートのファイルなどを、自分のパソコン上で作成したはずです。
そのため、ホームページのデータをバックアップするには、このホームページのデータ(HTMLファイルや画像ファイル、スタイルシートのファイルなど)を、そのままバックアップすれば良い、ということです。
つまり、HTMLを自分で書いて、ホームページを作った場合は、ホームページのバックアップは、とても簡単に行うことができる、ということですね!
すでにホームページのバックアップになっている!
ちなみに、HTMLを自分で書いて、ホームページを作った場合は、自分のパソコンで作ったホームページのデータを、
そのままレンタルサーバにアップするので、この状態で、すでに「ホームページのバックアップ」になっていますよ。
たとえば、「自分で更新できる最短ホームページテンプレート」を使えば、
自分のパソコンと、レンタルサーバ上の2ヵ所に、ホームページのデータが置かれる状態になりますよね。
自分のパソコンとレンタルサーバ上の2ヵ所に、ホームページのデータが存在するため、もしレンタルサーバが壊れて、
ホームページのデータがすべて消えてしまったとしても、自分のパソコンに保存しているホームページのデータを、
またレンタルサーバにアップすることができます。
もし、レンタルサーバ上のファイルが消えてしまったとしても、この方法で、すぐにホームページを復旧することができますよ!
ホームページのデータは、ただのファイルである
ホームページのデータというのは、「ただのファイル」です。
だから、そのファイルと、丸ごとバックアップしてあげればよいだけです。
HTMLを自分で書いて、ホームページを作った場合は、そのファイル(HTMLファイルや画像ファイル、スタイルシートのファイルなど)が、
一式、自分の手元にそのまま存在するので、バックアップすることは、とても簡単ですよ!
ホームページ作成ソフトを使って、
ホームページを作った場合のバックアップ方法
ホームページ作成ソフトを使って、ホームページを作った場合は、使用しているホームページ作成ソフトによって、バックアップ方法が異なります。
たとえば、ホームページビルダーであれば、「安心バックアップ・移行ツール」というツールがあるので、このツールを使うことで、データをバックアップすることができます。
また、「SIRIUS2(シリウス2)」であれば、管理画面に、「バックアップ」というボタンがあるので、このボタンを押すことで、データをバックアップすることができます。
別のパソコンや外付けハードディスクなどに、保存しておくことが必要
ただ、1つ注意点としては、バックアップしたデータを、別のパソコンや外付けハードディスクなどに、保存しておくことが必要ということです。
自分のパソコンの中で、ホームページのデータをバックアップしたとしても、そのパソコンが壊れてしまったら、バックアップしたファイルも消えてしまいますからね。。。
バックアップというのは、もし何かのトラブルがあって、データが消えてしまったとしても、すぐに元の状態に戻せるように、準備をしておくことを言います。
同じパソコン(機械)の中でバックアップファイルを管理するのではなく、別の機械(別のパソコンや外付けハードディスク)に、バックアップファイルを保存しておくようにしましょう!
バックアップしないと、とても多くの時間と手間がかかる
ちなみに、ホームページのデータをバックアップしていない状態で、もし万が一、パソコンが壊れてしまったとしても、インターネット上に公開されているホームページのデータは、無事の状態(残る形)にはなります。
ただ、問題は、「その公開されているホームページを更新していくことができない」ということです。
ホームページ作成ソフトというのは、そのホームページ作成ソフトの中で、ホームページのデータを管理しているため、もしパソコンが壊れてしまったら、公開されているホームページのデータを、修正することができなくなってしまうのですよね。。。
そうなると、ホームページに掲載されている文章や画像などを、1つ1つ取り出して、新規にホームページを作っていく形になるので、、、とても手間と時間がかかります。
「復旧ができない」ということはないのですが、とても多くの手間と時間がかかるので、やはり、バックアップはしっかりと行っていくようにしましょう!
CMS(コンテンツマネジメントシステム)を使って、
ホームページを作った場合のバックアップ方法
CMSを使って、ホームページを作った場合、ホームページのデータをバックアップすることは、かなり難しくなります。
その理由は、CMSというのは、インターネット上でホームページのデータを一元管理するシステムを使っているからです。
そのため、ホームページをバックアップするためには、そのシステムごと、丸ごとバックアップすることが必要になります。
「WordPress(ワードプレス)」のバックアップは難しい
たとえば、ワードプレスであれば、サーバ上にアップされているテンプレートやプラグイン、画像ファイルなどを、FFFTPソフトを使ってダウンロードするだけでなく、
データベースの中にある文章なども取り出して、バックアップする必要があります。
もしくは、「WordPress(ワードプレス)」には、バックアップ用のプラグインがあるので、そのプラグインをインストールしておけば、バックアップすることも可能です。
ただ、実際にデータがすべて消えてしまった場合、バックアップデータから元の状態に復元することは、けっこう難しいのですよね。。。
「インターネット上で、ホームページのデータを一元管理するシステム」というのは、とても便利なのですが、システムで管理している分、
バックアップを取ることが難しく、復旧させることも難しい(初心者ではかなり厳しい)ということを、覚えておいてください。
Wix やJimdo のバックアップは、ほぼ不可能・・
また、WixやJimdo のようなCMSを使っている場合、もし、WixやJimdo でトラブルが起きて、インターネット上にあるホームページのデータが消えてしまったら、
ホームページを元の状態に復旧させることは、ほぼ不可能だと思います。
なぜなら、WixやJimdo で使用しているシステムを、ユーザがバックアップすることが、そもそもできないからです。
ユーザの方でバックアップすることができないので、WixやJimdo でトラブルが起きて、ホームページのデータが消えたら、もうそこで終了だと思います。
つまり、CMSは、自分でバックアップすることが難しい!
このように、「自分でバックアップをすることと、復旧することがとても難しい」というのが、CMSの大きなデメリットですよね。
ホームページという資産を、バックアップしておくことが極めて重要にもかかわらず、バックアップすることが難しいというのは、大きなリスクと不安を抱えたまま、ホームページを運営していくことになります。
なお、「WordPress(ワードプレス)」であれば、バックアップ用のプラグインを使ったり、FFFTPソフトでレンタルサーバに接続して、ホームページのデータをダウンロードして、データベースにある文章などをバックアップすることは可能です。
ただ、Wix やJimdo のような「CMS」を使っている場合は、もし万が一、その会社が倒産したり、障害によってデータが消えた場合は、
ホームページの復旧は不可能になる、ということを知っておいてください。
ホームページを自分でバックアップすることについての結論
ホームページを作ることは、本当に多くの時間と労力がかかります。
文章を書くことは、誰がやっても大変な作業ですし、ホームページを作っていくことも、大変な作業ですからね。
ただ、その労力を時間をかけて作るホームページですが、これらは、「ただのファイル」です。
そして、ファイルというのは、コンピューターの世界では、簡単に消えて無くなってしまいます。
たとえば、パソコンの操作ミスで、ファイルを消してしまうこともあり得ますし、パソコンが壊れてしまうこともあります。
また、ホームページのデータをアップしたレンタルサーバが、ディスク障害によって、データが消えてしまうこともあるのです。
バックアップデータも消えた事件が起こった!
実際に、2012年6月に、大手レンタルサーバ業者のトラブルによって、クライアントのホームページのデータがすべて消失した事件もありました。
このレンタルサーバ業者は、ディスクのバックアップも取っていたそうですが、、、そのバックアップの方のデータも、消えてしまったのです。
いくら、「自社でファイルをバックアップしています!」というレンタルサーバだったとしても、何があるか分かりません。
念のために、ホームページのデータは、自分でも必ずバックアップしておくようにしましょう!
ウィルスに感染して、データが改ざんされた
また、私は以前、パソコンがウィルスに感染して、ホームページのデータが改ざんされたことがあります。
実際に、10,000ファイルくらい改ざんされて、死ぬかと思いました。
なお、そのときの出来事や詳細は、ガンブラーウィルス感染!体験記 のサイトに掲載しています。
そして、このときに、ファイルをバックアップしておくことの大切さを、身をもって実感しました。
ある程度、バックアップは行っていたのですが、すべてのファイルをバックアップしていたわけでは、なかったからです。
すべてのファイルをバックアップしていれば、バックアップファイルから、すぐに元の状態に戻すことができたのに、
それを行っていなかったために、膨大な数のファイルを、1つ1つ編集していくことになってしまいました。
このときは、42時間、寝ないで、ぶっ続けで作業を行ったのですが、、、本当に大変な思いをしました。(もう二度と経験したくない・・)
だから、バックアップは、本当に・本当に重要!
世の中、何があるか分からないので、ホームページのデータをバックアップしておくことは、本当に大切です。
私も、ウィルスに感染して苦しんだ経験から、私の場合は、3重にホームページのデータをバックアップしています。
具体的には、1つはレンタルサーバ上にあるファイル、そして2つ目は自分のパソコンに保存しているファイル、そして3つ目は外付けハードディスクに保存しているファイルです。
このように、3重にホームページのデータをバックアップしておくことで、「これならとりあえず安心だ!」という状態にはなっています。
特に、私の場合は、ホームページがあるから収入を得られているので、、、ホームページを失うわけにはいきません。
10年以上の時間をかけて作ったものが、消えて無くなってしまったら、僕も消えて無くなってしまいたくなるので、そうならないために、私はバックアップは必ず行っていますよ。
バックアップをすることは、本当に・本当に大切なことなので、必ず自分でバックアップを行いましょうね!
レンタルサーバの「自動バックアップ機能」を使おう!
最後に、レンタルサーバの機能を使って、「ホームページのデータを自動でバックアップする方法」をご紹介します。
「自動バックアップ機能」を提供しているレンタルサーバ業者は、限られてしまうのですが、もし、さくらのレンタルサーバ や ロリポップ のレンタルサーバを使っている場合は、自動バックアップ機能を、ぜひ使うようにしましょうね。
具体的な手順は、こちらになります。
・レンタルサーバ上のファイルを自動的にバックアップする方法
手動でのバックアップは、面倒ですし、忘れることもあります。
しかし、定期的に、自動でファイルをバックアップする設定にしておけば、忘れることもありませんし、安心ですよね。
ホームページは、とても大きな資産になるため、レンタルサーバ業者が提供している「自動バックアップ機能」は、必ず使うようにしましょう!