「そもそもドメインって何だろう」や「ドメインを使うときに気をつけることはあるかな」と悩んでいませんか?
ここでは、ドメインの基本知識から取得方法、SEO対策との関係まで、初めての人にもわかりやすく解説します。
ホームページを公開するときに必要になるものが、「ドメイン」です。
でも、ドメインの意味や役割は、少し分かりづらいですよね。
ここでは、ドメインの基礎や取得方法、SEOのポイントまでお伝えするので、ぜひ最後までご覧ください。
■ 【目次】このページを読んで分かること
- ドメインの基礎知識
- ドメインの構造について
- ドメインの種類について
- ドメインの選び方
- ドメインの取得方法
- ドメインの管理と維持
- ドメインとSEOの関係について
- ドメインに関するトラブルと対策
- 【まとめ】ドメインとは
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ドメインの基礎知識
まずは、ドメインの基本知識から、分かりやすくお伝えします。
そもそもドメインとは
ドメインとは、ホームページの住所のことです。
たとえば、実際の家やお店にも「神奈川県横浜市緑区~」というような住所がありますよね。
もし、この住所がなければ、家やお店の場所が分からなくなってしまいますし、荷物も届かなくなってしまいます。
これは、インターネット上でも一緒で、ホームページにも住所をつけてあげないと、ホームページの場所が誰にも分からなくなってしまいます。
そのホームページの住所のことを「ドメイン」といい、ホームページを公開するためには、このドメインを取得する必要があるということですね。
ドメインの仕組み
当サイトのドメイン名(住所)は、toretama.jp です。
そのため、パソコンのアドレスバーのところに、toretama.jp と入力すると、世界中のどこからでも、当サイト(動画で覚える無料ホームページ制作講座)が表示される仕組みになっています。
このように、ドメインがあるから、インターネット上に公開されているホームページを見つけることができる、ということです。
ドメインの役割
ドメインは、インターネット上でホームページを見つけやすくするだけでなく、ビジネスやブランドを印象づける役割もあります。
たとえば、yahoo.co.jp というドメインを見れば、「ヤフーのホームページ」ということがすぐに分かりますよね。
このように、ドメイン名だけを見て、そのホームページがどのようなホームページなのかを分かりやすくすることも、ドメインの大切な役割です。
ドメインの値段はいくら?
ドメインの値段は、ドメイン名によって大きく変わります。
たとえば、「.com」や「.net」などのドメインであれば、年間1,000円から2,000円くらいで取得できます。
また、「.jp」などのドメインの場合、年間3,000円から4,000円くらいで取得できます。
一方、短くて覚えやすい、人気のあるドメイン名は「プレミアムドメイン」として高額で販売されることがあります。
また、「中古ドメイン」と言って、過去に使われていたドメイン名が再販売されると、高額になることもあります。
ドメインの値段はドメイン名によって大きく変わりますが、一般的なドメインの値段は、年間1,000円から3,000円くらいが目安になります。
ドメインの構造について
ここでは、ドメインの構造について、お伝えします。
ドメイン名の基本構造
ドメイン名は、いくつかの部分に分かれています。
たとえば、www.toretama.com というドメイン名を見てみましょう。
このドメイン名は、「www」、「toretama」、「com」という3つの部分に分かれています。
トップレベルドメイン(TLD)
まず、最後の部分「com」を、トップレベルドメイン(TLD)といいます。
TLDは、ドメイン名の一番最後にくる部分です。
「com」のほかにも、「net」や「org」や「jp」など、いろいろな種類があります。
「com」は、たいていのビジネスや一般のウェブサイトに使われることが多いです。
「jp」は、日本のウェブサイトに使われます。
セカンドレベルドメイン(SLD)
次に、「toretama」の部分を、セカンドレベルドメイン(SLD)といいます。
SLDは、TLDのすぐ前にくる部分です。
この部分は、自分で好きな名前をつけることができます。
ビジネスの名前や、自分の名前などを使うことが多いです。
サブドメイン
最初の「www」の部分は、サブドメインといいます。
サブドメインは、SLDの前にくる部分です。
サブドメインを使うことで、1つのドメイン名の中に、いくつかの異なるページやサービスを持つことができます。
たとえば、blog.toretama.com や shop.toretama.com のように使うことができます。
ドメインとURLの違い
ドメインは、ホームぺージの住所ですが、「URL」は、ホームページの中の特定のページの住所のことです。
つまり、URLとは、ドメイン名を含めた、ホームページの中の部屋(ページ)を細かく示したものということですね。
これが、ドメインとURLの違いです。
ドメインの種類について
ここでは、ドメインの種類について、お伝えします。
トップレベルドメイン(TLD)とは?
前章でもお伝えしたとおり、トップレベルドメイン(TLD)は、ドメイン名の最後の部分です。
たとえば、toretama.com の「com」が、トップレベルドメイン(TLD)です。
そして、トップレベルドメイン(TLD)には、いくつかの種類があります。
国別コードトップレベルドメイン(ccTLD)
国別コードトップレベルドメイン(ccTLD)は、特定の国や地域を表すトップレベルドメイン(TLD)です。
たとえば、「jp」は日本、「us」はアメリカ、「uk」はイギリスを表します。
これらのドメインは、その国や地域に関連するウェブサイトに使われます。
新しいgTLD
最近では、新しい種類のトップレベルドメイン(TLD)も増えています。
これを新しいgTLD(generic Top-Level Domain)といいます。
たとえば、「.blog」、「.shop」、「.tech」などがあります。
これらのgTLDは、特定の分野や目的に合わせて使うことができます。
トップレベルドメイン(TLD)の選び方
どのトップレベルドメイン(TLD)を選ぶかは、ウェブサイトの目的やターゲットに合わせて決めると良いです。
たとえば、国際的なビジネスなら「com」、日本向けのビジネスなら「jp」、ブログなら「.blog」を選ぶとわかりやすいです。
ドメインの選び方
ここでは、ドメインの選び方について、お伝えします。
良いドメイン名の特徴
良いドメイン名は、短くて覚えやすいものが良いです。
また、ウェブサイトの内容や目的に合った名前を選ぶことが大切です。
たとえば、ビジネスの名前やサービスの名前を使うと良いでしょう。
ドメイン名の選定時の注意点
ドメイン名を選ぶときには、以下のポイントに注意しましょう。
・長い名前や難しい言葉は避けること。
・一度聞いたら覚えやすい名前を選ぶこと。
・ウェブサイトの内容を反映した名前を選ぶこと。
・聞いたときに間違えにくい名前を選ぶこと。
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ビジネスに適したドメイン名の選び方
ビジネス用のドメイン名を選ぶときには、以下の点に注意すると良いです。
・自分のビジネスの名前(ブランド名)を使うと信頼感が増します。
・ビジネスに関連するキーワードを入れると、検索エンジンが見つけやすいです。
・地域に特化したビジネスなら、その地域の名前を入れると良いです。
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ドメイン名のチェック
ドメイン名を決めたら、そのドメイン名がすでに使われていないかをチェックする必要があります。
たとえば、ムームードメインのホームぺージで、そのドメイン名が使えるかどうかを簡単に確認することができます。
ドメインを取得する
ドメイン名が決まったら、早めに取得しましょう。
良いドメイン名は、すぐに他の人に取られてしまうことがあります。
すでに使われているドメイン名は、使うことができないため、ほしいドメイン名が見つかったら早めに取得するようにしましょう。
ドメインの取得方法
ここでは、ドメインの取得方法について、お伝えします。
ドメイン業者(ドメインレジストラ)について
ドメインを取得するためには、ドメイン業者を使います。
このドメイン業者のことを「ドメインレジストラ」と言うのですが、ドメインを取得できるサービスを提供しています。
たとえば、有名なドメインレジストラとしては、ムームードメインなどがあります。
ドメイン取得の手順
ドメイン取得の手順をご紹介します。
■ 1. ドメイン名を決める
まず、欲しいドメイン名を決めます。ドメイン名の選び方は前の章でご説明しているので、確認してみてくださいね。
■ 2. ドメインレジストラのサイトにアクセスする
ドメインレジストラのホームページにアクセスします。たとえば、ムームードメインのホームページにアクセスします。
■ 3. ドメイン名の空き状況を確認する
欲しいドメイン名がすでに使われていないかを確認します。ドメインレジストラのサイトで簡単にチェックできます。
■ 4. ドメイン名を選ぶ
使えるドメイン名が見つかったら、それを選びます。
■ 5. 個人情報を入力する
登録者の名前や住所、連絡先などの情報を入力します。
■ 6. 支払いをする
ドメインの登録料を支払います。料金はドメインレジストラやドメインの種類によって異なります。
■ 7. 登録完了
支払いが完了すると、ドメインの登録が完了します。
ドメインの費用について
ドメインの取得には費用がかかります。
費用はドメインレジストラやドメインの種類によって異なりますが、一般的には年間数千円くらいです。
また、初年度の登録料が安く設定されている場合もありますが、次年度以降の更新料が高くなることもあるので注意が必要です。
ドメインの更新と管理
ドメインは一度登録すると、それで終わりではありません。
毎年更新が必要です。
更新を忘れると、ドメインが使えなくなってしまうので、注意が必要です。
多くのドメインレジストラでは、自動更新の設定ができるので、設定しておくと便利です。
ドメインの管理と維持
ここでは、ドメインの管理と維持について、お伝えします。
ドメインの更新手続き
ドメインを取得したら、毎年更新手続きをする必要があります。
更新を忘れると、ドメインが使えなくなり、他の人に取られてしまうことがあります。
多くのドメインレジストラでは、更新の1ヵ月前や2週間前にメールで知らせてくれます。
自動更新の設定方法
ドメインの更新を忘れないために、自動更新の設定をすると良いです。
ドメインレジストラのホームページにログインし、自動更新の設定を「オン」にします。
クレジットカード情報を登録しておくと、毎年自動で更新料が支払われます。
ドメインの移管方法
ドメインを他のドメインレジストラに移したい場合、移管手続きを行います。
移管する理由としては、料金が安いサービスに変えたいときやサービスの品質を向上させたいとき、他の人にドメインを渡したいときなどがあります。
なお、移管手続きの一般的な流れは以下の通りです。
■ 1. 移管先のドメインレジストラを選ぶ
新しいドメインレジストラを選びます。
■ 2. 現在のドメインレジストラで移管コードを取得する
現在のドメインレジストラのホームページ(管理画面)で、移管コード(Auth Code)を取得します。
■ 3. 移管先のドメインレジストラで手続きを開始する
移管先のドメインレジストラのホームページ(管理画面)で、移管手続きを開始し、移管コードを入力します。
■ 4. 移管の承認
現在のドメインレジストラと、移管先のドメインレジストラの両方で移管を承認します。
■ 5. 移管完了
手続きが完了すると、ドメインが新しいドメインレジストラに移管されます。
ドメインのセキュリティ
ドメインを守るために、セキュリティ対策も重要です。
以下のポイントに注意しましょう。
・ドメインレジストラのアカウントには、強力なパスワードを設定します。
・多くのドメインレジストラでは、二段階認証が利用できます。
二段階認証を設定して、セキュリティを強化しましょう。
・ドメインの登録情報を公開しないように設定しましょう。
(WHOISプライバシー保護)
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ドメインとSEOの関係について
ここでは、ドメインとSEOの関係について、お伝えします。
ドメイン名がSEOに与える影響
ドメイン名は、検索エンジン最適化(SEO)にとても重要な影響を与えます。
良いドメイン名を選ぶと、検索エンジンでの表示順位が上がりやすくなります。
たとえば、ビジネスの内容に関連するキーワードが含まれているドメイン名は、SEOに有利です。
新しいドメインと中古ドメインの違い
新しいドメインと中古ドメインには、それぞれメリットとデメリットがあります。
■ 新しいドメイン
・メリット:完全に新しいため、過去の履歴やペナルティがありません。
・デメリット:SEOの効果が出るまでに時間がかかることがあります。
■ 中古ドメイン
・メリット:過去に使われていたため、すでにSEOの力があることがあります。
・デメリット:過去に悪い行為(スパムなど)が行われていた場合、ペナルティが残っていることがあります。
サブドメインとサブディレクトリの使い分け
サブドメインとサブディレクトリの使い分けも、SEOに影響を与えます。
■ サブドメイン(例:blog.toretama.com)
・メリット:異なるコンテンツやサービスを独立させることができます。
・デメリット:メインのドメインとは別のウェブサイトとして扱われることがあります。
■ サブディレクトリ(例:toretama.com/blog)
・メリット:メインのドメインと同じウェブサイトとして扱われ、SEO効果が共有されやすいです。
・デメリット:管理が一元化されるため、大規模なコンテンツの場合、整理が難しくなることがあります。
ドメイン年齢とSEO
ドメインの年齢もSEOに影響します。
一般的に、古いドメインは検索エンジンから信頼されやすいです。
新しいドメインは、信頼を得るまでに時間がかかることがあります。
国別ドメインと地域ターゲティング
国別コードトップレベルドメイン(ccTLD)を使用すると、特定の国や地域をターゲットにしたSEOがしやすくなります。
たとえば、「.jp」を使うと、日本向けのコンテンツとして認識されやすくなります。
ドメインに関するトラブルと対策
ここでは、ドメインに関するトラブルと対策について、お伝えします。
ドメインの紛争や商標権との関係
ドメイン名が他の人や会社の商標と似ている場合、トラブルになることがあります。
たとえば、有名なブランド名を含むドメイン名を使うと、そのブランドの所有者からクレームが来ることがあります。
このような場合、ドメイン名を変更するか、紛争解決機関に相談する必要があります。
ドメインが乗っ取られた場合の対処法
ドメインが乗っ取られることもあります。
これを防ぐためには、分かりづらいパスワードを設定して、二段階認証を使うことが重要です。
しかし、もしドメインが乗っ取られた場合、すぐに以下の対処を行いましょう。
■ 1. ドメインレジストラに連絡
まず、ドメインを管理しているレジストラに連絡し、状況を報告します。
■ 2. パスワードの変更
すべてのアカウントのパスワードを変更し、セキュリティを強化します。
■ 3. WHOIS情報の確認
ドメインの所有者情報(WHOIS情報)を確認し、不正に変更されていないかチェックします。
ドメイン乗っ取りを防ぐためのセキュリティ対策
ドメイン乗っ取りを防ぐためには、以下のセキュリティ対策を行うことが重要です。
・ドメインレジストラのアカウントには、分かりづらいパスワードを設定します。
・可能なら、二段階認証を有効にして、アカウントのセキュリティを強化します。
・ドメインの登録情報を公開しないように設定し、プライバシーを守ります。
・定期的にドメインのステータスを確認し、不審な活動がないかチェックします。
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フィッシングやスパムメール対策
フィッシングやスパムメールによって、ドメイン情報が盗まれることもあります。
これを防ぐためには、疑わしいメールやリンクを開かないように注意し、セキュリティソフトを最新の状態に保ちましょう。
【まとめ】ドメインとは
ドメインとは?基本から取得方法、SEO対策まで初心者にもわかりやすく解説の内容は、いかがでしたでしょうか?
ホームページを運営するときに、ドメインはとても重要です。
実際に、ドメインのパワーによって、そのホームページが検索エンジンの上位に表示されるかどうかが変わってくるからです。
インターネットの世界では、ホームぺージだけでなく、ドメインも大きな資産になるので、ぜひドメインを取得するようにしましょうね。
なお、当サイトは、toretama.jp というドメインを使っていて、2005年1月に取得しました。
WBS(ワールドビジネスサテライト)という番組で放送されている「トレンドたまご」というコーナーが好きで、トレたま(toretama)というドメインを取得しました。
あと、「.jp」というドメインにしたのは、「.com というドメインよりもカッコいいかな?」という理由だけです。
自分の好きなドメイン名を見つけたら、ホームページにも愛着が持てますし、長く運営すると効果(ドメインのパワー)も高くなってくるので、これが秘訣かなと思います。