「インターネットってそもそも何だろう」や「どうやって広まっていったんだろう」ということを知りたくありませんか?
ここでは、インターネットの基本や歴史について、分かりやすく解説します。
現在、インターネットは当たり前のように使っていて、生活でも欠かせないものになっています。
しかし、「そもそもインターネットとは?」と聞かれたら、なかなか上手に答えられませんよね。
そんなインターネットについて、基本や発展した歴史などを分かりやすくお伝えするので、ぜひ最後までご覧くださいね。
■ 【目次】このページを読んで分かること
- そもそもインターネットとは?
- インターネットの始まりと歴史
- インターネットの仕組み
- インターネットを使うときに注意する7つのこと
- インターネットに関するよくある質問(FAQ)
- 【まとめ】インターネットとは
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そもそもインターネットとは?
まずは、インターネットについて、分かりやすくお伝えします。
インターネットとは?
インターネットとは、世界中のコンピュータやスマートフォンがつながって、情報をやりとりできること(ネットワークのこと)です。
たとえば、友達とメッセージを送ったり、動画を見たり、何かを調べるときに、インターネットを使ってやり取りができます。
どうして「インターネット」と呼ばれるの?
インターネットの言葉の由来は、まず、「インター」は「~の間の」という意味で、「ネット」は「網」という意味です。
つまり、世界中のコンピュータ同士をつないで、それが網のように張り巡らされていることから、「インターネット」と名づけられました。
インターネットで何ができるの?
インターネットを使うと、次のようなことができます。
■ ニュースや情報を見ること
ニュースや情報を簡単に見たり、調べたりすることができます。また、ホームページで買い物をしたり、お金を振り込むこともできます。
■ メールを送ること
友達や家族にメッセージを送ることができます。
■ 動画を見ること
YouTubeなどで動画を楽しむことができます。
■ 離れている人とゲームをすること
世界中の人とオンラインゲームで遊ぶことができます。
■ 人とつながれること
Facebook(フェイスブック)やInstagram(インスタグラム)、X(旧Twitter)などのSNSを使って、友達とつながったり、自分の写真や動画を共有したりできます。
インターネットのすごいところ
インターネットのすごいところは、世界中のコンピュータ同士がつながっているため、情報のやり取りが簡単にできることです。
たとえば、東京から大阪にいる人に文章を届けるとき、昔は手紙を書いて何日もかけて届ける必要がありました。
しかし、インターネットがあれば、メールを送ることで、一瞬で情報を遠くに届けることができます。
東京から大阪だけでなく、ニューヨークやパリに対しても簡単に情報を届けることができるのです。
また、インターネットを使えば、遠くにある情報もすぐに見ることができます。
たとえば、インターネット上にホームページとして情報が公開されていれば、世界中のどこからでも、そのホームページの情報を見ることができます。
そのため、遠くのお店の情報を見ることもできますし、インターネットを使って遠くのお店で販売されている商品を自宅にいながら、購入することもできます。
このように、離れている場所でも、情報のやり取りがすぐにできることが、インターネットのすごいところであり、便利なところです。
インターネットの始まりと歴史
ここでは、インターネットの始まりと歴史について、お伝えします。
インターネットの始まり(1960年代)
インターネットの始まりは、1960年代です。
1960年代のアメリカでは、大きなコンピュータは、大学や研究所にしかありませんでした。そこで、このような大きなコンピュータを、遠くから使えるようにする方法を考えました。
これが、ARPANET(アーパネット)というプロジェクトです。このプロジェクトによって、最初のコンピュータネットワーク(インターネット)が作られました。
ARPANET(アーパネット)の目的
このプロジェクトの目的は、遠くにある大きなコンピュータをみんなで利用できるようにすることです。
そして、1つの場所にコンピュータを集中して置くのではなく、複数の場所にコンピュータを置くことで、リスクを分散させることです。
これによって、もし一部のコンピュータが故障しても、ほかの場所に置いてあるコンピュータによってシステムが機能する仕組みができました。
この仕組みは戦争にも役立った
ちなみに、世界中のコンピュータ同士をつないで、網のように張り巡らせることで、戦争にも対応できる仕組みができました。
東西冷戦時代、アメリカでは中央にあるメインコンピュータに、周りのコンピュータがつながっている状態でした。
しかし、戦争で中央のメインコンピュータが破壊されると、連絡などのやり取りができなくなり、軍が機能しなくなる恐れがあります。
そこで、クモの巣のようにお互いのコンピュータ同士がつなげることで、どこかのコンピュータが攻撃されたとしても、システム全体には影響が出ないようにしました。
このように、インターネットの技術は、戦争にも役立ったということです。
技術が一般的に公開された
このような技術は、軍事機密としてほとんど外部に出ていませんでしたが、1989年に東西冷戦が終わったことで、この技術が一般的に公開されました。
実際に、1980年代後半から1990年代にかけて、インターネットの基礎も作られています。
特に、1989年にティム・バーナーズ=リーが提案した World Wide Web(WWW)は、インターネットの利用を大きく変えました。
このWWWの登場により、テキスト、画像、ビデオなどのマルチメディア情報を簡単に共有できるようになったのです。
これが現在のホームぺージであり、ホームページによって、誰でも簡単に情報を見ることができるようになりました。
インターネットはなくてはならないものになった
そして、2000年代になると、ブロードバンドという高速なインターネットが普及しました。
これにより、動画を見たり、大きなファイルをダウンロードしたりすることが簡単になりました。
さらに、スマートフォンの登場により、いつでもどこでもインターネットに接続できるようになり、遠くにいる友達や家族とも、簡単に連絡を取るようになりました。
このように、インターネットはとても身近で、生活や仕事になくてはならないものになったのです。
インターネットの仕組み
ここでは、インターネットの仕組みについて、お伝えします。
少し難しい言葉が出てきますけど、知っているとさらにインターネットのことが理解できるので、頑張って覚えていきましょう!
サーバーとクライアントについて
インターネットでは、「サーバー」というコンピュータと、「クライアント」というコンピュータがやりとりをしています。
サーバーは情報を保管しているコンピュータで、クライアントはその情報を取りに行くコンピュータです。
たとえば、ホームページを見るとき、あなたのスマートフォンやパソコン(クライアント)がサーバーにお願いして、そのホームページの情報をもらっているという形です。
インターネットのルールである「プロトコル」について
インターネットが正しく動くためには、ルールが必要です。
このルールのことを「プロトコル」といいます。
たとえば、ホームページを見るときには、「HTTP」というプロトコルが使われます。
実際に、ホームページのアドレスの先頭には、「http」という文字が入っていますよね?
また、コンピュータ同士がやりとりするためには、「TCP/IP」というプロトコルも使われます。
少し難しい話になっていますが、コンピュータ同士がやり取りするためのルールのことを、「プロトコル」ということを覚えておいてください。
IPアドレスとドメイン名について
インターネットに接続されているすべてのコンピュータには、「IPアドレス」という番号がついています。
具体的には、「192.168.0.1」というような番号です。
この番号が、コンピュータの住所であり、この番号があるから、どのコンピュータに情報を送ればいいのかが分かるということです。
ただ、このような数字の番号は、覚えにくいですよね?
そこで、「ドメイン名」という名前が使われます。
たとえば、当サイトであれば、「toretama.jp」というドメイン名を使っています。
数字だけの番号よりも、このようなローマ字の方が分かりやすいので、ドメイン名というものが誕生しました。
インターネットの仕組みのまとめ
このように、インターネットの世界では、たくさんの「サーバー」とたくさんの「クライアント」がクモの巣のようにつながっていて、それぞれのコンピュータに「IPアドレス」が振られています。
そして、ルール(プロトコル)に従ってやり取りをしている、ということです。
これだけ知っていれば、インターネットに関する知識は十分だと思いますよ。
インターネットを使うときに注意する7つのこと
インターネットを使うときには、安全に使うことがとても大切です。
ここでは、インターネットを使うときに注意する7つのことをご紹介します。
1. メールの添付ファイルは開かないこと
メールの添付ファイルは、見知らぬ人や不審なメールから送られてきたものは、絶対に開かないようにしましょう。
添付ファイルにはウイルスが含まれていることが多く、開くことでコンピュータやスマホに感染するリスクがあります。
友人や知人からのメールでも、内容に心当たりがない場合は確認するまで、開かないようにしましょう。
2. フィッシングメールとフィッシングサイトに注意すること
「フィッシングメール」とは、信頼できる企業や団体を装って、個人情報を盗むために送られてくるメールです。
リンクをクリックしたり、個人情報を入力するように促されることが多いです。
これらのメールは本物そっくりに作られていることがありますが、怪しい点(たとえば差出人のメールアドレスや文章の不自然さ)に注意して、公式サイトに直接アクセスして確認することが大切です。
また、「フィッシングサイト」も同様に、本物のサイトと見分けがつかないように作られているので、URLをよく確認しましょう。
3. セキュリティソフトを必ず入れること
セキュリティソフトは、ウイルスからコンピュータを守るための大切なソフトです。
セキュリティソフトをインストールしておくことで、リアルタイムでの保護や定期的なスキャンが可能になります。
また、セキュリティソフトは、ファイアウォールやフィッシング対策機能も提供していて、総合的なセキュリティを強化することができます。
パソコンを使うなら、セキュリティソフトを入れることは必須と考えてください。
4. パスワードは分かりづらいものにすること
パスワードは、他人に推測されにくいものにする必要があります。
長く複雑なパスワードを設定し、大文字、小文字、数字、記号を組み合わせるようにしましょう。
また、同じパスワードを複数のアカウントで使い回さないようにして、定期的に変更することも重要です。
パスワード管理ツールを利用すると、多くの複雑なパスワードを安全に管理できます。
5. 個人情報を公開しないこと
インターネット上で個人情報(住所、電話番号、クレジットカード情報など)をむやみに公開しないようにしましょう。
特にSNSや公開フォーラムでは、見知らぬ人がアクセスできるため、個人情報の取り扱いに注意が必要です。
必要な場合でも、信頼できるサイトかどうかを確認し、安全な方法で情報を提供するように心がけましょう。
6. SNSには特に注意すること
SNSは便利なコミュニケーションツールですが、個人情報の取り扱いには注意が必要です。
自分の情報や位置情報、行動を公開することで、悪意のある第三者に利用されるリスクがあります。
プライバシー設定を確認し、友人や知人のみが情報にアクセスできるようにすることが重要です。
また、見知らぬ人からのフレンドリクエストやメッセージには、慎重に対応しましょう。
7. データのバックアップを定期的に行うこと
データのバックアップを定期的に行うことは、万が一のデータ消失に備えるために重要です。
外付けハードディスクやクラウドストレージを利用して、大切なデータを複数の場所に保存しておきましょう。
定期的なバックアップを習慣化して、重要なデータが失われないように対策をすることが大切です。
パソコンがウイルスに感染すると大変!
もし、パソコンがウイルスに感染したら、とても大変です。
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・ガンブラーウィルス感染!体験記 ~地獄を見た数日間~
インターネットに関するよくある質問(FAQ)
最後に、インターネットに関するよくある質問をご紹介します。
Q1: インターネットとは何ですか?
インターネットとは、世界中のコンピュータがつながって情報をやり取りするための巨大なネットワークです。
これにより、メールの送受信、ウェブサイトの閲覧、オンラインショッピングなど、さまざまな活動が可能になります。
Q2: インターネットを使うには何が必要ですか?
インターネットを使うためには、インターネット接続ができるデバイス(パソコン、スマートフォン、タブレットなど)とインターネットサービスプロバイダー(ISP)からの接続サービスが必要です。
さらに、ブラウザやメールソフトなどのアプリケーションも必要です。
Q3: インターネットの歴史はどのくらい古いのですか?
インターネットの始まりは、1960年代です。
当初はアメリカの軍事研究機関によって開発されましたが、1980年代以降、大学や研究機関、そして一般市民に広がり、現在の形となりました。
Q4: インターネットとワールド・ワイド・ウェブ(WWW)の違いは?
インターネットは、世界中のコンピュータがつながるためのネットワークそのものです。
一方、ワールド・ワイド・ウェブ(WWW)は、そのインターネット上で動作するサービスの一つで、ウェブページの閲覧を可能にする仕組みです。
WWWは1990年代に、ティム・バーナーズ=リーによって発明されました。
Q5: インターネットを使うときの注意点は何ですか?
インターネットを安全に利用するためには、強いパスワードの設定、個人情報の取り扱いに注意、信頼できるサイトの利用、セキュリティソフトのインストール、不審なメールやリンクのクリックを避けるなどの対策が必要です。
Q6: インターネットを使って何ができますか?
インターネットを使うことで、メールの送受信、ウェブサイトの閲覧、オンラインショッピング、動画の視聴、ゲーム、リモートワーク、オンライン教育など、たくさんのことができるようになります。
また、SNSを通じて世界中の人々とつながることもできます。
Q7: Wi-Fiとは何ですか?
Wi-Fi(ワイファイ)は、無線でインターネットに接続するための技術です。
Wi-Fiを使うことで、ケーブルを使わずにインターネットに接続することができ、家庭内や公共の場所で自由にインターネットを利用することができます。
Q8: IPアドレスとは何ですか?
IPアドレスは、インターネット上でコンピュータやデバイスを識別するための住所のようなものです。
このアドレスを使って、データが正しい場所に送られるようにしています。IPアドレスは数字の組み合わせで表されます。
Q9: プロトコルとは何ですか?
プロトコルは、インターネット上でデータをやり取りするためのルールのことです。
代表的なプロトコルには、ウェブページを表示するためのHTTP、メールを送受信するためのSMTPなどがあります。
プロトコルのおかげで、異なるコンピュータ同士が正しく通信できるようになります。
【まとめ】インターネットとは
インターネットとは?基本や歴史を子供にも分かるように解説の内容は、いかがでしたでしょうか?
インターネットのすごいところは、遠くにいる人やコンピュータと、一瞬でやり取りができるということです。
昔は、遠くの人とやり取りするには、手紙を送ったり、ビデオテープなどを車や飛行機で運んでいました。
しかし、インターネットができて、このようなデータのやり取りが一瞬でできるようになりました。
また、昔は海外にいる人と話をするには、国際電話で1分あたり300円くらいのお金がかかっていました。
しかし、インターネットが普及して、海外にいる人と無料で話をすることができるようになったのです。
このように考えると、インターネットがどれだけ便利で、すごいものということが分かりますよね?
スマホで、いつでも情報を見たり、動画を見たり、ゲームができるのも、全部インターネットが普及したからです。
本当に、生活が大きく変わりましたよ。
インターネットは、とても便利で私たちの生活を豊かにしてくれるものです。
この記事を読んで、インターネットのことがもっと分かるようになったら嬉しく思います。
そして、これからもインターネットを上手に使って、楽しく過ごしましょう!