「!DOCTYPEタグってなんだろう」や「!DOCTYPEタグは使ったほうがいいの」と悩んでいませんか?
ここでは、!DOCTYPEタグの意味や必要性を、初心者向けに分かりやすく解説します。
ホームページを作るときに、最初に書くべきタグが「!DOCTYPEタグ」です。
あまり馴染みのない「!DOCTYPEタグ」について分かりやすくご説明するので、ぜひ最後までご覧ください。
■ 【目次】このページを読んで分かること
- !DOCTYPEタグとは
- !DOCTYPEタグはなぜ必要なの?
- !DOCTYPEタグの書き方
- !DOCTYPEタグとSEOへの影響
- !DOCTYPEタグの活用例
- !DOCTYPEタグに関するよくある質問(FAQ)
- 【まとめ】!DOCTYPEタグとは
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!DOCTYPEタグとは
「!DOCTYPEタグ」は、ホームページのソースの一番上に書く特別なタグです。
このタグは、ブラウザに「このページはどの種類のHTMLで書かれているか」を教える役割があります。
簡単に言うと、「!DOCTYPEタグ」はブラウザに対する説明書のようなものです。
たとえば、HTML5という最新のバージョンのHTMLを使うときは、次のように書きます。
これだけで、ブラウザは「このページはHTML5で作られているんだな」と理解します。
なお、少し古いバージョンのHTML4.01や、XHTML(エックス・エイチ・ティー・エム・エル)を使う場合も、それぞれに合った「!DOCTYPEタグ」があります。
どのバージョンを使うかによって、書き方が少しずつ変わりますが、基本的な考え方は同じです。
「!DOCTYPEタグ」を正しく書くことで、ブラウザがページを正しく表示できるようになります。
これが「!DOCTYPEタグ」の基本です。
!DOCTYPEタグはなぜ必要なの?
「!DOCTYPEタグ」はとても大切なタグで、このタグがないと、ブラウザがページを正しく表示できないことがあります。
ここでは、「!DOCTYPEタグ」がなぜ必要なのかをお伝えします。
1. ページの表示を安定させるため
「!DOCTYPEタグ」があると、ブラウザは「このページはこの種類のHTMLで書かれているんだな」と理解できます。
これにより、ページが正しく表示されるようになります。
もしこのタグがないと、ブラウザが古いルールを使ってページを表示しようとするかもしれません。
そうなると、ページのデザインが崩れたり、思ったように動かなくなることがあります。
2. コードを標準化するため
「!DOCTYPEタグ」を使うことで、どのブラウザでも同じようにページが表示されるようになります。
これは、ページを作る人にとってとても便利です。
どのブラウザでも同じ見た目にするためには、「!DOCTYPEタグ」が必要です。
3. 検索エンジンに良い影響があるため
「!DOCTYPEタグ」があると、検索エンジンも「このページはこの種類のHTMLで書かれている」と理解できます。
これにより、検索結果でページが上位に表示されやすくなります。
つまり、「!DOCTYPEタグ」は、SEO(検索エンジン最適化)にも良い影響を与えます。
【まとめ】!DOCTYPEタグが必要な理由
「!DOCTYPEタグ」は、どのブラウザでも同じようにページを見えるようにするために必要です。
SEO対策にもなるので、HTMLのソースの一番上に、必ず書くようにしましょう。
!DOCTYPEタグの書き方
HTMLには、いろいろなバージョンがあり、主要なものは HTML5、HTML4.01、XHTMLの3つです。
この3つのうち、どれを使うかによって「!DOCTYPEタグ」の記述が異なります。
ここでは、「!DOCTYPEタグ」の書き方について、お伝えします。
1. HTML5を使う場合の「!DOCTYPEタグ」の書き方
一番新しいバージョンのHTML5を使うときは、次のように書きます。
このタグをページの一番上に書くことで、ブラウザは「このページはHTML5で作られている」と理解します。
2. HTML4.01を使う場合の「!DOCTYPEタグ」の書き方
少し古いバージョンのHTML4.01を使うときは、次のように書きます。
<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01//EN" "http://www.w3.org/TR/html4/strict.dtd">
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このタグは少し長いですが、同じようにページの一番上に書きます。
3. XHTMLを使う場合の「!DOCTYPEタグ」の書き方
XHTMLは、厳格なルールに従っている、特定の用途や環境で使用されるHTMLです。
XHTMLという形式を使うときは、次のように書きます。
<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Strict//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-strict.dtd">
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このタグも長いですが、ページの一番上に書くことでブラウザに「このページはXHTMLで作られている」と伝えることができます。
この3つのうち、どれを記述したら良いの?
現在、最も広く使用されているのは、HTML5です。
実際に、HTML5は、すべてのブラウザ(Chrome、Firefox、Safari、Edgeなど)が完全にサポートしています。
そのため、特別な理由がなければ、HTML5を使う場合の「!DOCTYPEタグ」の記述で良いと思いますよ。
!DOCTYPEタグとSEOへの影響
「!DOCTYPEタグ」は、ページの表示だけでなく、検索エンジンにも良い影響があります。
ここでは、「!DOCTYPEタグ」がSEOにどのように関係するのかを説明します。
1. 検索エンジンが理解しやすくなる
検索エンジンは、ホームぺージの内容を理解するためにコードを読みます。
そのため、「!DOCTYPEタグ」が正しく書かれていると、検索エンジンはどの種類のHTMLで書かれているかが分かります。
これにより、ページが正しく評価されやすくなります。
2. ページの信頼性が上がる
「!DOCTYPEタグ」があることで、ページの信頼性が高まります。
検索エンジンは、正しいコードで書かれたページを好む傾向があるためです。
そのため、「!DOCTYPEタグ」が正しく書かれていると、ページが信頼されやすくなり、検索結果で上位に表示されやすくなります。
3. 訪問者が快適にページを見ることができる
「!DOCTYPEタグ」が正しく書かれていると、ページの表示が安定して、訪問者が快適にページを見ることができます。
検索エンジンは、滞在時間の長いホームページを重要視するため、「!DOCTYPEタグ」を正しく使うことで、SEOにも良い影響があります。
4. エラーを防ぐことができる
「!DOCTYPEタグ」がないか、間違って書かれていると、ブラウザがページを正しく表示できないことがあります。
これが原因でエラーが発生すると、検索エンジンの評価が下がることがあります。
エラーを防ぐためにも、正しい「!DOCTYPEタグ」を使うことが大切です。
まとめ
「!DOCTYPEタグ」は、検索エンジンがページを理解して、正しく評価するために必要なものです。
また、訪問者が快適にホームページを利用できるようにするためにも必要です。
正しい「!DOCTYPEタグ」を使って、SEOにも良い影響を与えていきましょう。
!DOCTYPEタグの活用例
ここでは、「!DOCTYPEタグ」の活用例をご紹介します。
1. HTML5の活用例
まず、最新のHTML5を使ったページの例です。
とてもシンプルで、次のようになります。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>サンプルページ</title>
</head>
<body>
<h1>こんにちは</h1>
<p>これはHTML5の例です。</p>
</body>
</html>
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この例では、「!DOCTYPEタグ」が一番上に書かれています。
これにより、ブラウザはこのページがHTML5で書かれていることを理解します。
2. HTML4.01の例
次に、少し古いバージョンのHTML4.01を使った例です。
<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01//EN" "http://www.w3.org/TR/html4/strict.dtd">
<html>
<head>
<title>サンプルページ</title>
</head>
<body>
<h1>こんにちは、世界!</h1>
<p>これはHTML4.01の例です。</p>
</body>
</html>
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この例でも、「!DOCTYPEタグ」が一番上に書かれています。
これにより、ブラウザはこのページがHTML4.01で書かれていることを理解します。
3. XHTMLの例
最後に、XHTMLを使った例です。
XHTMLは、XMLのルールに従って書かれるHTMLです。
<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Strict//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-strict.dtd">
<html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml">
<head>
<title>サンプルページ</title>
</head>
<body>
<h1>こんにちは、世界!</h1>
<p>これはXHTMLの例です。</p>
</body>
</html>
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この例では、「!DOCTYPEタグ」と一緒に、HTMLタグに「xmlns」という属性が追加されています。
これにより、ブラウザはこのページがXHTMLで書かれていることを理解します。
まとめ
「!DOCTYPEタグ」は、HTMLのバージョンに応じて正しく使うことが大切です。
どのバージョンを使うかによって書き方が変わりますが、基本的にはページの一番上に書くことで、ブラウザが正しく表示できるようになります。
基本的には、HTML5の記述を使えば良いですが、正しく記述することで、ページが安定して表示されるようになりますよ。
!DOCTYPEタグに関するよくある質問(FAQ)
最後に、!DOCTYPEタグに関するよくある質問をご紹介します。
Q1: !DOCTYPEタグって何のためにあるの?
!DOCTYPEタグは、ブラウザに「このページはどの種類のHTMLで書かれているか」を教えるためのタグです。
これがあると、ブラウザがページを正しく表示できます。
Q2: !DOCTYPEタグを忘れたらどうなるの?
!DOCTYPEタグがないと、ブラウザが古いルールでページを表示するかもしれません。
その結果、デザインが崩れたり、思ったように動かなくなることがあります。
Q3: !DOCTYPEタグは不要ですか?
いいえ、不要ではありません。
!DOCTYPE HTMLは、ブラウザにこのページがどのバージョンのHTMLで書かれているかを教えるために必要です。
これにより、ブラウザがページを正しく表示できます。
Q4:「Doctype」とはどういう意味ですか?
「Doctype」とは、「Document Type Declaration(文書型宣言)」の略です。
これは、ホームページのソースの最初に書くタグで、そのソースがどのバージョンのHTML(またはXHTML)で書かれているかをブラウザに知らせるためのものです。
Q5: DOCTYPE宣言とは何ですか?
DOCTYPE宣言とは、ホームページのソースの一番上に書く特別なタグで、HTMLの種類やバージョンをブラウザに教える役割を持っています。
これにより、ブラウザはそのバージョンのHTMLに従ってページを正しく表示します。
【まとめ】!DOCTYPEタグとは
!DOCTYPEタグとは?意味や必要性を分かりやすく解説!の内容は、いかがでしたでしょうか?
「!DOCTYPEタグ」は、ホームページのソースの一番上に書く特別なタグです。
「!DOCTYPEタグ」は、ブラウザに「このページはどの種類のHTMLで書かれているか」を教える役割があります。
このタグを使うことで、ブラウザがページを正しく表示し、デザインが崩れたり、動作がうまくいかなくなるのを防ぐことができます。
また、検索エンジンにも良い影響を与えるので、SEOにも役立ちます。
このページでお伝えしたとおり、「!DOCTYPEタグ」については、ホームページのソースの一番上に、ただ書いておけば良いだけです。
基本的には、HTML5の記述(<!DOCTYPE html>)を書いておけば、それで問題ありませんよ。
少し馴染みのないタグですが、あまり深く考えずに、ホームページのソースの一番上に書いておくようにしましょうね。