スマホサイトを作る2つの方法のうち、2つ目の方法は、
「パソコン用サイトとスマホ用のサイトを別々に作成する方法」です。
前のページでお伝えした、「レスポンシブ・ウェブデザイン」の場合は、1つのホームページで、パソコンとスマホ、どちらでも綺麗に見れるように作成する方法でした。
しかし、この2つ目の方法は、パソコン用のサイトとスマホ用のサイトは、完全に分けて、別々に作成する方法になります。
つまり、スマホ専用サイトを作成するということです。

もちろん、スマホ用のサイトだけを作成することもできますが、ホームページをすでに持っている場合は、訪問者が使っている端末によって、表示させるホームページ(URL)を切り替えることもできますよ。
具体的には、訪問者がパソコンを使っている場合は、パソコン用のサイトを表示させて、訪問者がスマホを使っている場合は、スマホ用のサイトを表示させるという形ですね。
パソコンサイトとスマホ専用サイトを別々に作って、訪問者が使用している端末に合わせて、自動的に適切なホームページを表示されることができます。
スマホ専用サイトのメリット
- スマホユーザーに合わせたサイトを作ることができるため、売り上げアップにつなげやすい!
- スマホに合わせた、スマホ専用サイトを作れば良いため、作りやすくて簡単!
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スマホ専用サイトを作るメリットは、なんと言っても、スマホユーザーに合わせたサイトを作ることができるということです。
「レスポンシブ・ウェブデザイン」の場合は、1つのサイトで、パソコンとスマホのどちらでも見やすいように作っていくため、どうしても中途半端になってしまいます。
しかし、スマホ専用サイトを作る場合、スマホユーザーに合わせた、使いやすくて見やすいサイトを作ることができます。
その結果、売り上げのアップ(商品の購入やサービスの申し込み)に、つながりやすいという特徴があります。
また、スマホ専用サイトは、作るのがとても簡単です。
パソコン用のサイトは、デザインや構成など、悩むことは多いのですが、スマホは画面が小さいので、シンプルな構成で作れば良いですし、画像も多く使う必要はありません。
スマホ専用サイトは、作るのがとても簡単というのが、ホームページ運営者にとっても、大きなメリットになります。
スマホ専用サイトのデメリット
スマホ専用サイトを作るデメリットは、パソコンサイトとは別に、スマホ専用サイトを持つことになるので、ホームページのデータが2つになり、更新に手間がかかるということです。
「レスポンシブ・ウェブデザイン」の場合は、1つのサイトでホームページのデータを管理しているため、更新も1つで良いのですが、スマホ専用サイトの場合、パソコンサイトとスマホ専用サイトの2つを更新する必要があることが、デメリットになります。
レスポンシブ・ウェブデザインとスマホ専用サイト、
どちらの方法を選んだ方が良いか?
私は当初、「レスポンシブ・ウェブデザインの方が良い」と思っていました。
1つのサイトで、パソコンとスマホのどちらでも対応できるというのは、大きなメリットだからです。
更新も1回で済むため、ホームページ運営者にとっては、とてもラクで良いですよね。
ただ、実際に運営してみると、「レスポンシブ・ウェブデザイン」は、サイトの構成や表示が中途半端になってしまい、なかなか売り上げには、つながりませんでした。
「レスポンシブ・ウェブデザイン」が行っているのは、ただ単に「表示の最適化」です。
パソコンを使っている人と、スマホを使っている人は、ホームページに訪れたときの行動(動作)が明らかに違うにも関わらず、その両方に対応できるように、ホームページを作ろうとすることに、そもそも無理があるのですよね。。。

具体的には、パソコンからの訪問者は、ホームページ上のリンクをクリックして、いろいろなページを見てくれるのですが、スマホからの訪問者は、ほとんどリンクをクリックしてくれません。
また、スマホからの訪問者は、ページのスクロールが速くて、ほとんど文章を読んでいない(自分の求めている情報だけを見る)のですよね。
だから、スマホユーザーのためには、スマホサイトの構成はシンプルにする必要がありますし、文章も簡潔に書いてあげる必要があります。
スマホ専用サイトを作った場合、パソコンサイトとは別に、スマホ専用サイトを作成することになるので、確かに更新には手間がかかります。
ただ、「訪問者のためのホームページ」ということで考えると、スマホ専用サイトを作った方が良いと思いました。
その方が、スマホユーザーは使いやすいですし、商品の購入やサービスの申し込みにもつながるからです。
そして、「ユーザーが使いやすい」ということは、直帰率の低下とページビューの増加、そして滞在時間の増加につながります。
現在の検索エンジン(特にGoogle)は、「訪問者が使いやすく、見やすいサイトであること」をとても重要視しています。
そのため、直帰率が低くて、ページビューが多く、そして滞在時間の多いサイトは、Googleが良いサイトであると認識して、検索エンジンの上位に表示されるようになります。
つまり、スマホユーザーに合わせた「スマホ専用サイト」を作ることが、SEO対策になり、多くのアクセスを見込めるようになるということです。

ホームページの運営者にとって、メリットが大きい「レスポンシブ・ウェブデザイン」を選ぶか、ホームページの訪問者(お客様)にとって、メリットが大きい「スマホ専用サイト」を選ぶのかは、人それぞれの考え方によりますが、、、
「売り上げのアップ」ということで考えると、「スマホ専用サイトを作った方が良い」というのが、個人的にたどり着いた結論です。
それでは、次のページから、いよいよ、「スマホ専用サイトを実際に作る方法」をお伝えしていきますね。
まずは、「スマホ専用サイトを作る前の前提知識」を、確認してきましょう!