スマホは、電話というよりも、「小型パソコン」です。
実際に、スマホで、インターネット上に公開されているホームページは、問題なく見ることができるため、「ホームページを見る人の数」は、本当に増えてきました。
そこで、このサイトでは、「初心者でもできるスマホサイトの作り方」をお伝えしてきますが、、、
その前に、「スマホを使っている人の特徴」を、ぜひここで知っておいてください。
私は、パソコンサイトとスマホサイトを別々に作って、アクセス解析で訪問者の動作を確認していきました。
その結果、パソコンを使ってホームページを見る人と、スマホを使ってホームページを見る人では、明らかに動作(行動)が違ったのですよね。
だから、まずは、「スマホを使っている人の特徴」や「スマホでホームページを見る人の行動」を、ここでお伝えします。
スマホを使っている人の割合 ~ スマホの普及率 ~
総務省のホームページによると、2017年の「個人のスマートフォンの保有率」は、60.9%とのことです。
私はこれを見て、「意外とスマホを持っている人は少ないな…」と思いました。
ただ、日本は「超高齢社会」であり、年配の人は、スマホを持っていない人も多くいるので、若い人だけの割合で考えると、スマホの普及率はもっと高くなる(90%以上)そうです。
そのため、スマホを使ってホームページを見る人も、やはり、「若い人の方が多い」という傾向があります。
スマホを使って、ホームページを見る人の男女比
スマホを使って、ホームページを見る人の男女比としては、女性の方が多い気がしています。
もちろん、男の人も多いのですが、、、男の人は、仕事でパソコンを使っている人が多いので、パソコンを使って、ホームページを見ている人もいるのですよね。
一方、女性は、パソコンを持っていたとしても、スマホを使って、ホームページを見る人が多いです。
男の人は、スマホとパソコンの両方を使って、ホームページを見ている人が多いのですが、女性については、パソコンよりも、「スマホを使ってホームページを見ている人が多い」ということを、知っておいてください。
人がスマホを使う目的
人がスマホを使う目的で、最も多いのが、「暇つぶし」です。
たとえば、病院の待ち時間や、電車に乗っている時間など、少し時間の空いたときの「暇つぶし」として、スマホを使うという形ですね。
なお、スマホを使って、人が行っていることは、ゲームをしたり、漫画やニュースを見たり、LINEやSNSを使って、人とコミュニケーションを取ることにも使っています。
また、スマホは、「ちょっとした情報を調べるとき」にも使います。
たとえば、外出先で、美味しそうな お店を探したり、分からないことをインターネットを使ってちょっと調べる、という形ですね。
だから、ここで知っておいていただきたいことは、スマホでホームページを見る人は、「断続的にホームページを見る人がほとんど」ということです。
パソコンであれば、ある程度 長い時間で、続けてホームページを見てくれます。
しかし、スマホを使っている人は、外出先の空いた時間や暇な時間などで、スマホを使うため、「使用が断続的になる(少しの時間しか見ない)」ということです。
これが、スマホでホームページを見る人の大きな特徴であるため、スマホサイトを作る前に、このことを認識しておいてください。
スマホを使って、ホームページを見る人の行動
パソコンとスマホで、大きく違うことは、画面の操作方法です。
具体的には、パソコンでホームページを見る人は、マウスを使って、画面上に表示されるマウスカーソル(矢印)を操作します。
一方、スマホでホームページを見る人は、指で画面をタッチして、画面を動かします。
この「画面の操作方法の違い」が、パソコンとスマホで、最も大きな違いだと思います。
そのため、パソコンを使ってホームページを見る人は、マウスを使って、リンクを「カチカチ」とクリックしながら、いろいろなページを見てくれるのですが、スマホを使ってホームページを見る人は、ほとんどリンクをクリックしません。
その理由は、スマホの画面は指で動かすため、尖っていない指で、リンクをクリックすることは、意外に手間になるからです。
もちろん、スマホは「画面が小さい」という理由もあるのですが、スマホを使ってホームページを見る人は、あまり多くのページを見ないという特徴があります。
また、スマホは、指で簡単に画面をスクロール(スライド)することができるため、ホームページに掲載されている文章を、あまり読んでくれないのですよね。
自分が探している情報(自分が求めている情報)だけを見て、そのほかの情報については、どんどん指で画面をスクロールしてしまいます。
1ページの動きの速さは、スマホを使ってホームページを見る人は、本当に速いというのが特徴です。
スマホでの商品購入について
スマホで商品を購入するは、どんどん増えているのですが、実際には、「知っているサイトで、知っている商品を購入すること」が多いです。
たとえば、「楽天」のサイトで、自分がよく使っている日用品を購入する、などですね。
また、「メルカリ」のサイトで、自分が欲しいと思っていた商品(自分が知っている商品)を購入する、などです。
一方、自分が知らないサイト(初めて訪れたサイト)で、自分がよく知らない商品を、スマホを使って購入する人は、ほとんどいません。
なぜなら、自分が初めて使うサイトで商品を購入する場合、個人情報(名前や住所、電話番号など)を入力していかないといけないので、スマホでその作業をすることが、とても面倒だからです。
「楽天」など、信用できる有名なサイトであれば、個人情報を登録してくれますし、アカウントを作成することで、数回タップするだけで、簡単に商品を購入することはできます。
ただ、知らないサイトで商品を購入するために、スマホで個人情報を登録する人は、あまりいないのですよね。
パソコンと比べて、スマホは、個人情報を入力することがとても面倒であり、個人情報の入力を不安に思う人もいるので、スマホで商品を購入する人は、「知っているサイトで、知っている商品を購入することが多い」ということですね。
ちなみに、スマホは、「情報を調べること」に使う人が多いので、スマホで商品の情報を調べて、商品の購入はパソコンを使う人もいます。
私の場合は、このケースに当てはまるので、「スマホで調べた後に、パソコンで商品を購入する人もいる」ということも知っておいてくださいね。
スマホでホームページを見る人の行動を知った上で、
スマホサイトを作ることが大切!
このように、パソコンを使ってホームページを見る人と、スマホを使ってホームページを見る人では、明らかに行動が違います。
私も実際に、パソコンサイトとスマホサイトの両方を運営していて分かったことは、スマホを使ってサイトを見る人は、ほとんどリンクをクリックしてくれないということです。
また、スマホでホームページを見たときに、そのホームページが見づらかったり、分かりづらかったら、すぐに別のサイトに行ってしまいます。
スマホでホームページを見る人は、空いている時間で、断続的にホームページを見る人がほとんどであるため、スマホサイトを作るときは、とにかくシンプルな構成で、分かりやすく、文章も簡潔に書いてあげることが必要、ということです。
スマホは、「小型パソコン」であるため、インターネット上に公開されているホームページは、問題なく見ることができます。
ただ、スマホは画面が小さいため、パソコンのモニター(画面)に合わせて作成されたホームページを見た場合、文字が小さくなってしまい、見づらいのですよね。
だから、スマホの画面サイズで見やすく表示される「スマホサイトが必要」ということですね。
そして、次のページでは、「スマホからのアクセスが多い傾向がある業種」をお伝えします。
スマホサイトの作り方をお伝えする前に、「スマホからのアクセスが多い傾向がある業種」も、ぜひ知っておいてくださいね。